Pauline(ポーリーヌ)

2019/04/25 21:34

近頃は夏日かと思うくらい暖かい日もあり、日に日に薄着になっていくのがうれしいPauline。
GWも間近ですが、この連休は旅行に出かけられる方も多いみたいですね。

Paulineも旅が大好き。
最近はガイドブックに頼らず、事前に現地の情報をあちこちで探し集めて準備しています。
まず調べるのは蚤の市やマーケットがあるのかどうか。これは気になるところですね。
あとは博物館や地元のお店など。博物館は大きな館の企画展から小さい私設博物館も調べることもあります。
お店は老舗に弱いPauline。甘いものにも目がないので、老舗のお菓子屋などがあれば、必ずチェックします。

去年になりますが、サンフランシスコに行く際にたまたま見つけたのが「Musée Mécanique」という博物館でした。
「Musée Mécanique」は古いコインゲームの博物館で、サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフのPier 45にあります。
フィッシャーマンズ・ワーフは有名な観光地なのですが、周りのお土産物屋さんなどには、いい意味で馴染んでいない面白い博物館でした。

館内(大きなガレージといった感じ)にはたくさんのコインゲームが置いてあり、20世紀初頭のとても古いゲームもありました。
驚いたのが、古いゲームといっても実際に遊べること。コインを入れると、ちゃんと動くんです。
昔のゲームなので、動きや遊び方はシンプルなのですが、ユーモアたっぷりでくすっと笑えるものもあったり、当時の様子をうかがえる精巧なものもあったり、ひとつひとつ見ていると時間を忘れるくらい面白かったです。

こちらはカーニバルの様子を表したもの。
描写が本当に細かくて、様子が伝わってきます。







こちらは牧場。動物の表情になんとも言えない愛嬌があります。




野球やサッカーなどのスポーツゲームもいくつかありました。




これはおじさんにお酒を飲ませるというもの。
かなりシュールですが、このおじさんと飲みに行ったら楽しそう(笑)




音楽やダンスのものも表情が楽しいです。




この自動ピアノの仕掛けには釘付けになりました。



これだけたくさんあったら、機械のメンテナンスも大変だろうなと思います。
でも入場料は無料なんです。ゲームも1セントから1ドルというお手軽さ。(ほとんどのものは25~50セントだそう)
そして、これらのコレクションはZelinskyさんという方の私的コレクションなのだとか。
今はコレクターだったEdward Zelinskyさんの息子のDanさんが引き継いでいるようです。
大事なコレクションをずっとお手入れして使い続けている「Musée Mécanique」、ヴィンテージ好きの方にはおすすめの博物館です。


Musée Mécanique
Pier 45 at the end of Taylor Street
Fisherman's Wharf
San Francisco, CA 94133