Paulineに新しいアイテムが入荷しました。
今回は小さな小さなアクセサリーです。

3cmほどのこのブローチは、赤ちゃんのよだれかけ用のブローチ。
その昔、紐やボタンがなかったよだれかけは、ブローチで落ちないように留める必要がありました。
またこのようなブローチは、洗礼儀式の際に、赤ちゃんが身につけるお守りジュエリーとしても使われました。
洗礼のブローチは、儀式に立ち会う「Parrain」や「Marraine」と呼ばれる代父・代母から贈られたと言われています。
今回当店で紹介するのは「BÉBÉ」と彫られたもの。「BÉBÉ」はフランス語で赤ちゃんの意で、よだれかけブローチではよく見られます。
その他にも、誕生を祝して子供の名前を彫ったものや、天使や聖母などの宗教的モチーフのもの、「MAMA」と彫られたものなど、様々な種類がありました。中には宝石が埋め込まれたものもあったとか。

1900年代初頭から～40年頃まではよく使われましたが、時代が経つにつれてこのような習しも次第に薄れていき、また安全上の理由からも、今やブローチでよだれかけを留めることもなくなりました。ですが当時はブローチに時代のデザインを取り入れたり、小さいアイテムながらも、とても凝った装飾が施されたものもあり、今ではそれらは貴重なコレクターアイテムとなっています。

サイズが小さいので、大人が付けるとさりげないアクセントになります。
また重ね付けをするのも可愛いです。
何より、やはり子供向けに作られているので、他にはない愛らしさが魅力です。

BÉBÉブローチ　ともに　各5940円
http://www.pauline-brocante.com/items/10061026
http://www.pauline-brocante.com/items/10060972