2017/09/01 19:33
ここ、ブルターニュには、ブルターニュならではの美味しいものがたくさんあります。
まずは定番、蕎麦粉のガレット。
この日は、アーティチョークのグラタンがのっかった、この季節限定のガレットにしました。
パリにもブルターニュのそば粉を使ったガレット屋さんはありますが、やっぱりブルターニュで食べたほうが断然美味しい!ここでは、地産地消を徹底的に心がける人が多いので、そのせいでしょうか?それに、値段もとっても安いんですよ。
Paulineがよく行く町、Roscoffにも町の中心には4,5件のガレット屋さんがあります。生地も中身も焼き具合も少しづつ違うので、食べ比べが楽しい。
これは山羊のチーズと自家製サクランボジャムのガレット。なんて素晴らしい組み合わせ!
目玉焼きが乗っかったガレットは、ワカメ入りソーセージとロスコフの玉ねぎのコンフィのガレット。すべてのガレット屋さんでは、自分の好みに合わせて、カスタムができるのです。Paulineは、シンプルなソーセージのガレットを選んで、それに目玉焼きとロスコフの玉ねぎのコンフィを入れてもらうようオーダーしました。オススメの組み合わせです。
ガレットのお供は、やっぱりシードル。林檎を発酵させて作るお酒で、土地柄、葡萄が作りにくいブルターニュでは、定番のアルコール飲料です。
通常、ボレ(bolée)と呼ばれる、(ボルではなくて、ボレなの!)平たいマグカップみたいな入れ物で飲みます。あと、カンペール焼きに見られるような、耳のような取っ手のついたボレも有名ですよね。
このお店のボレは、Poaulineがオンラインショップで扱っているボレによく似ているものでしたよ。素朴で、赤いライン使いがキリッとしていて可愛い♡
忘れていけないのが、ロスコフの玉ねぎ。
料理をされる方は一度は聞いたことがあることでしょう。ロスコフは玉ねぎの名産地として有名です。特長は紫がかった美しい色と、瑞々しい味わい。炒めると増す甘さはとてもまろやかです。市役所や町の建物にも、玉ねぎがデコレーションとして飾られています。
19世紀には行商人たち「ジョニー」が自転車に玉ねぎを積み、船でイギリスへ売りに行っていたそうです。こうした経緯で玉ねぎはロスコフ名物になったそう。8月には玉ねぎ祭りも催されます。
滞在中のある日、とあるカフェの前でジョニーの自転車を発見。これから玉ねぎを売りに行く前に、コーヒーを一杯飲んでいる、といった感じでしょうか?夏の観光シーズンには、町のどこかでジョニーに会えることもあるみたい。
アーティチョークも有名です。特にこの時期の旬で、週に何度か港に出るマルシェにも、たくさん売られていました。
あとはやはり、海がそばなので、魚介がとても美味しいです。
これは小さなホタテみたいなpétoncle(ペトンクル)のシードル蒸し、クリーム仕立て。よくムール貝の蒸し物は目にしますが、pétoncleのは初めて食べました。近海で獲れたものだけあって、プリプリとして本当に新鮮!
肌寒い日にはぴったりの、スープドポワソン。南仏で多く食されることで有名ですが、ブルターニュにもありました。こっくりしてて本当に濃厚!
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