2017/08/03 19:36
次に行った街が、Pontevedra(ポンテヴェドラ)。コンバロに比べると、遥かに都会な街でした。
そのせいか、英語が通じるお店も幾つかありました。カフェやレストラン、バー、洋服のお店なんかも至る所にありました。
大きな広場の周りには遺跡や、アート作品も。



どのお店にも、蛸、タコ、たこ。必ず蛸がありました。
それでも、この街で通ってしまったのが、蛸専門店。
街に幾つかあったのですが、定番の蛸のガリシア風はもちろん、蛸のおじや、蛸とチーズのオーブン焼きや、蛸コロッケ、、などいろいろ試したくなるものばかり。蛸のサンドウィッチや、蛸のパニーニなんていうのもありました。



そして、蛸と同じくらいガリシアで食べられているものが、シシトウに似た、と言うか、シシトウそっくりの野菜の素揚げ、ピメントス・デ・パドロン。これもとても美味!!たまに辛いのがあるから気をつけて!と店員さんが言うので、ドキドキしながら食べました。

この街でも、ピンチョスは当たり前に出てきて楽しい限りでしたが、ポンテヴェドラは朝ごはんも面白いんです!
飲み物を頼むと、オレンジジュースやチュロスが自動的に出てくるんです。
みんなそれに追加して、ハムサンドや、チョリソーサンド、トマトトーストなんかを頼んでいました。しかもそれに、オリーブオイルをぱーっとかけて頂いてました。

また、ある朝、朝ごはん後の散策をしていて、たまたま見つけたカフェに入った日のこと。私が頼んだのは、豆乳コーヒーとミネラルウォーターだけなのに、搾りたてオレンジジュース、チュロス、ポテトサラダが続々と運ばれてきます。
キョトンとしていると、カフェのおじさん、「セリョーラ、朝ごはんまだでしょう?」ですって! おじさん、もう11時半なのに。。。という訳で、その日二度目の朝ごはんをいただきました。
次の日も同じカフェにほぼ同じ時刻に行ったら、この日のピンチョスはチョリソー!朝からチョリソー、周りの人は、ついつい朝からビールの方もおられましたよ。

朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、みんなのーんびり遅めにいただくのがスペイン流みたい。
しかも、パリはカフェやバーの飲み物の値段が高騰していますが、スペインのカフェはとってもお財布に優しい。気兼ねなくハシゴができるのが楽しかったです。
そうそう、スペインというと、太陽燦々なイメージですが、ここガリシア地方の気候は、夏でもそこまで気温は上がらず、半袖では寒い日もあり、また、まるでスコールのような雨が降ることがとても多かったです。毎日通り雨に出くわしました。羽織れるものと、雨具の準備はあったほうがいいですね。
今回は一週間の滞在でしたが、全然足りない。。。すっかりはまってしまった、魅力たっぷりのガリシア地方。
山側のサンジャック・デ・コンポステーラの巡礼の道も歩いてみたいし、オウレンセには、なんと日本のスーパー銭湯をモデルに作った、天然温泉があるとか。行ったことのあるスペイン人の友人が言うには、至る所に法被が飾ってあるんですって!
それから、ヴィーゴや近郊の町からフェリーで渡れる島々も、宝石のように綺麗なんだそう。。いいなぁ、ガリシア地方、またいつか必ず再訪したいです。


